見過ごされがちな女性のFAGAとは?AGAは男性だけの問題じゃない

女性の薄毛 2018.08.17

女性のAGAは頭頂部から。気になる進行パターンは?

女性の脱毛は全体的にボリュームが少なくなってくる

男性の脱毛が、どこか一箇所に見られるのに対し女性の場合は頭全体が薄くなって行きます。そのため、女性が薄毛になるとヘアスタイルが上手く決まらなくなったり、以前より分け目が目立つようになったりします。

このような髪の抜け方をびまん性脱毛と言います。

女性がAGAを発症した場合は女性のAGAという意味でFAGAと呼ばれますが、この場合もびまん性脱毛が見られます。

薄毛は髪が抜ける+髪が薄くなる

薄毛とは単に髪の毛が抜けるだけではありません。髪の毛が抜けた後に元気な髪の毛が育たないことも問題です。実際のところ枕にたくさんの髪の毛がついていたとしても元の本数を考えれば薄毛になるほどではないはずです。

もちろん、大量の抜け毛が続けばいずれは薄毛になってしまいますが何らかの原因で細い髪の毛しか生えてこなくなれば”同じ本数なのに”薄毛になってしまいます。

つまり、薄毛とは髪の毛の成長が阻害されて、あるいは衰えてしまうことが原因です。

女性のAGAは頭頂部が目立ちやすい

女性のAGAは頭全体が薄くなるびまん性脱毛が基本ですが、進行すると頭頂部の脱毛が目立ちやすくなります。男性のように頭皮の露出した部分が少しずつ広がっていくのに対し女性は頭頂部が産毛っぽくなり、最終的に脱毛してしまいます。

進行度合いに合わせて1〜Ⅲ型に分類されています。

  • 1型:正面から頭頂部が全体的に薄くなりはじめた状態
  • Ⅱ型:1型から進行し、髪の毛が薄い範囲が広がっている状態
  • Ⅲ型:薄くなった部分に生えていた産毛も抜けてしまった状態。男性のAGAにおけるO字型に近い。

ただ、男性のAGAと同じく側頭部や後頭部はあまり脱毛しづらいです。

AGA(男性型脱毛症)なのに女性が発症するのはどうして?

AGAは男性ホルモンが関わる脱毛症である

男性型脱毛症であるAGAで女性が悩むのはかなり珍しいことのように感じます。ところが、実は女性も10人に1人はFAGAだと考えられています。そもそも、AGAとは”男性の病気”と言えるのでしょうか?

どうやら、そうとは限らないようです。AGAの正式名称はAndroGenetic Alopecia。直訳すれば男性ホルモンによる脱毛症です。男性ホルモンは男女ともに分泌されていますから女性でもAGAになることはありえます。

AGAはジヒドロテストステロンが悪さをしている状態

AGAは男性ホルモンのジヒドロテストステロンが髪の毛の発育を邪魔している状態で、AGAの人は5αリダクターゼやジヒドロテストステロン受容体についての特徴が見られます。そのため、AGAリスクが低い人に比べてジヒドロテストステロンが増えやすく、またジヒドロテストステロンの影響を受けやすいです。

女性にもテストステロンは役立っている

男性ホルモンは男性だけ、女性ホルモンは女性だけに分泌されていると勘違いしがちですがテストステロンは女性の筋肉を発達させたり、前向きで強い精神を助けてくれたりしています。

FAGAは女性ホルモンについての問題があるサイン

男性がAGAにかかる原因は遺伝です。しかし、女性は遺伝の問題で薄毛になりやすいことはあっても遺伝だけでAGAにはなりづらいです。この違いはどうしてでしょうか?

そういえば、なぜ女性はあからさまにハゲないのか

一般的なハゲで悩んでいる人の多くは男性で、女性のハゲはあまり聞きません。女性の薄毛問題はあっても、男性のように頭皮が露出しづらいのです。

その理由こそ、男性と女性のホルモンバランスにあります。男性は男性ホルモンが多く女性ホルモンが少ないため成人男性の3人に1人がAGAと考えられています。その一方で女性は女性ホルモンが多く、男性ホルモンはわずかです。そのためAGAになる比率も男性より明らかに低いです。

さらに女性ホルモンであるプロゲステロンは髪の毛の維持に関わる成分で、エストロゲンは髪の毛の成長に関わっています。そのため、男性に比べて女性の髪の毛は年を取っても残りやすいのです。

FAGAは女性ホルモンが不足しているから起きる

このように、女性は女性ホルモンが多いため薄毛に悩まされづらいはず。しかし、女性でも薄毛に悩まされる人は少なくありません。

FAGAは女性ホルモンの不足が原因です。女性ホルモンが減ってしまうとその分男性ホルモンの影響力が強くなってしまいます。もちろん、ストレスによる血行不良や栄養不足なども薄毛に関わっていますがAGAとは別問題です。

したがってFAGAは女性ホルモンが減ってしまう更年期以降に起きやすく、女性ホルモンが大きく減る産後も髪の毛が抜けやすいです。

逆にいえばFAGAは女性ホルモンが正常に分泌されれば改善します。

女性ホルモンは体を安定させる働きもある

ホルモンバランスは自律神経のバランスと大きく関わっているので、女性ホルモンが減っているときは薄毛以外にも様々な体調不良が見られます。精神的なイライラや不安もホルモンバランスの乱れに見られる症状です。

女性ホルモンは女性の健康的な生活を支える大切な物質です。ホルモンバランスが乱れてしまうようなストレスや偏食、働きすぎに注意してください。

誤ったヘアケアで薄毛になるのか?

女性向けの育毛情報でよく正しいヘアケアを勧められますが、実際のところAGAと関係ありません。薄毛は毛根に関わる問題なのでシャンプーやトリートメントの影響が出づらいのです。むしろ薄毛は血流の問題や栄養不足、毛根へのダメージなどが原因となります。

シャンプー選びでの改善が期待できるのは頭皮のかゆみやフケの問題、髪の毛が切れてしまう、髪質が悪いといった問題です。なお、髪の毛は死んだ細胞なので正しいヘアケアをしたところで効果が出るのは新しく生えてきた髪の毛に限られます。

女性のAGAはこのように改善します

通いづらいなら女性向けのAGAクリニックへ行こう

薄毛の問題は皮膚科の分野になります。そのため、通うべきは皮膚科になるのですが薄毛の問題はデリケートで男性でさえ相談をためらってしまうほどです。最近はプライバシーへの配慮や薄毛問題への特価が見られるAGAクリニックも流行っていますがどうにも「男性向け」というイメージがありますね。

そのような女性のために、女性向けのAGAクリニックをお勧めします。女性向けのAGAクリニックは女性に理解ある医師が対応してくれる、女性のAGAに合わせた治療をしてくれる、女性客の割合が多いなどの特徴があります。

女性専用の…となると難しいですが美容外科がAGA治療をしている場合は必然的に女性のクライアントが多くなります。

AGAクリニックはカウンセリングから始まる

AGAクリニックは診療の前にカウンセリングを受けられます。これは医師の診断を受ける前段階の面談で、クリニックによっては無料で実施しています。具体的には薄毛の悩みや来院の経緯を相談できたり、頭皮の状態をチェックできたりします。治療費や治療の期間、注意点も事前に確認できます。

医師がカウンセリングをするとは限りませんが、カウンセリングがあることで納得のいく選択がしやすくなるし、担当医との情報共有がスムーズにできます。

女性のAGA治療は男性と違う。プロペシアは使えません

AGA治療といえばジヒドロテストステロンを作り出す5αリダクターゼの抑制が考えられます。そのための薬はプロペシアやザガーロですが、女性には強い副作用が出るため使えません。そもそも、女性の場合は男性と異なり女性ホルモンのバランスを元に戻すことがAGA治療になります。

女性ホルモンの問題が深刻である場合は婦人科に通うことも選択肢になります。

女性の薄毛はパントガール で改善

女性の薄毛治療薬というものは今までこれという定番がありませんでしたが、いまはパントガール という薬が知られています。女性のびまん性脱毛症に対する効果が世界的に認められた薬で、カプセルの中身は栄養成分です。髪の毛の原料となるケラチンや髪の成長に関わるビタミン、ミネラルがバランスよく含まれています。

科学的根拠があるという点で一般的なサプリメントと異なります。

ミノキシジルも使える

ミノキシジルは男性、女性問わず使えます。ミノキシジルは毛根へつながる血管の血行を促進してくれるものでFAGA以外の薄毛にも幅広く効果が期待されます。

育毛メソセラピーが必要なこともある

育毛メソセラピーとは頭皮に直接注射をして発毛を促進させる成分を注入することです。毛根にある毛乳頭や毛母細胞はそう簡単に死にませんが、攻撃され続けると活動を止めてしまいます。そこで、成長因子を始め細胞を再び活動させられるような物質を配合し、直接アプローチするのです。

育毛メソセラピーはどうしても髪が生えない時の最終手段ですが、まだまだ研究途上な面も大きく薬での治療ほどの根拠はありません。FAGAは早期改善を心がけてください。

生活習慣の改善も効果的

女性のAGAは健康に戻ることがそのまま改善方法になるため、生活習慣を改めるだけでも効果が期待できます。少なくとも男性のように「遺伝だから薬を飲み続けないといけない」ということはありません。

(もちろん、FAGA以外の薄毛ならその限りではないしホルモンバランスについて病的な症状がある場合もそちらの治療が必要になります。)

ストレスを溜めない

ストレスは血管を狭めてしまうため薄毛の大敵です。適度に休む、ストレス発散をこまめに行うなどの対策をとりましょう。ストレスによって自律神経が乱れるとホルモンバランスが狂ってしまうこともあります。

しっかり睡眠をとる

しっかり睡眠をとることはストレス解消と髪の成長に関わります。成長ホルモンは十分な睡眠によって分泌されるので不規則でもまとまった睡眠時間を確保しましょう。巷でよく言われるゴールデンタイム(22時から翌2時)については確かな根拠がないようです。

それよりも大切なのは、入眠してすぐに深い眠りに入ること。睡眠は眠れる環境づくりが肝心です。

食生活の改善も効果的

髪の毛を作るためには十分な栄養が大事です。高カロリーだからと避けがちなタンパク質をしっかりとって美しい髪と元気な体を作りましょう。

サプリメントについて

薄毛対策サプリメントもいくつかありますが、サプリメントの目的は栄養補給です。従って医薬品のように病気を治す効果はありません。

ただ、栄養不足が健康を害することは無視できないので足りない栄養素があればサプリメントで補いましょう。女性ホルモンの働きを助けたい時は体内でエストロゲン様の働きを見せるイソフラボンやリグナンの摂取がお勧めです。

女性のAGAを一生の問題にしたくないなら、AGAクリニックへ相談しよう

女性のAGAはホルモンバランスの乱れによって起きる一時的な不調です。男性のように一生悩むべき問題ではありません。女性の薄毛は早期発見による希望が大きいので、すぐに解決したい人はAGAクリニックへ相談してください。

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